ホーム > ニュース一覧 > 2019.12.25 毎年恒例の防災訓練を行いました。

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毎年恒例の防災訓練を行いました。

秋が過ぎ、冬が訪れました。冬になるとクリスマスやお正月、節分やバレンタインデーなどイベントが多くあります。その一方で気温が一年の中で最も低くなり、インフルエンザなどウイルス性の風邪が流行しやすくもあるため、油断ならない時期でもあります。今年を無事に締めくくり、新しい年を気持ち良く迎えるためにも体調を崩さないよう気をつけたいものです。

さて、本格的に寒くなる前の10月23日になりますが、当社と親会社トランスコスモスが入居するビルの防災訓練が行われました。訓練にあたり、親会社で業務を行う社員は、「誰の指示に従い、どのように避難するか」を事前に当社の担当スタッフと親会社の業務担当に相談し、対応を決めました。これは実際に災害が起きたとき、どのように行動すれば良いかの確認にもなります。
訓練当日、私は当社のオフィスで業務を行っていました。最初に、地震が発生したという館内放送が流れ、各自机の下に潜って身を守りました。しばらくたってから、地震によって館内で火災が発生したと想定し、館内放送に従って当社で業務を行う社員全員が階段でビルの外に避難しました。親会社で業務を行う社員は、業務担当の指示に従って避難しました。 避難が完了すると、ビルの管理会社の方からお話がありました。その時、非常食として備蓄されていたカロリーメイトが配られました。このカロリーメイトは賞味期限が残り1年となったので、新しい物と交換するために配ったということです。食品ロスをなくすとともに、災害が起きた時の備えができていることの確認にもなりました。 お話が終わったあと、災害に関する訓練や体験を行いました。AED(心肺停止状態の人に対して使用する医療機器)の訓練と消火器の訓練、起震車による地震の揺れの体験と煙が充満したテントの中に入る煙体験の計4種類が用意され、各自興味のあるものに参加しました。
私は煙体験に参加しました。煙を吸わないようにハンカチで口元を覆ってテントの中に入ると、白い煙が充満していて、出口はおろか一寸先すら見えない状態でした。体をどこかにぶつけないよう、慎重に出口に向かって進みました。ほぼ何も見えないため、まっすぐに歩くことすら難しい中、なんとか出口に到着したときは思わずほっとしました。実際に歩いた距離は約5メートルでしたが、それよりも長く歩いたのではと思いました。もし火災が発生し、煙が立ち込めると何も見えないためパニックになってしまいますが、どのように避難すれば良いかを「知っている」と「知らない」とでは、その時の行動に大きな影響を与えると思うので、体験を通して学んだことを同じ様な状況になった時に使えるようにしたいです。また、社員の中には全ての訓練・体験に参加した人もいて、防災に対する意識の高さが垣間見えました。

今年も多くの自然災害が発生し、台風や豪雨によって甚大な被害が出たことは記憶に新しいです。災害が起こったときにどう行動すれば良いかを、日頃から考える必要があることを痛感する訓練となりました。

(吉岡)

起震車体験の様子 煙体験の様子 AED訓練の様子